
【調査結果】赤ちゃんの衣類、別に洗う?【赤ちゃん用衣類のお洗濯に関する調査】
お肌が敏感な赤ちゃんの衣類は、大人以上に気になるもの。なにを使えばいいのか、大人用とは分けて洗うべきなのか悩むママも多いのでは。そこで、ニンプス ラボ(運営会社:ポーラスタァ株式会社/代表取締役社長:高沖清乃)は、赤ちゃん用衣類のお洗濯の意識についてアンケートを実施し、調査レポートをまとめました。

今回の調査では、半数以上が赤ちゃんの衣類と大人の衣類を分けて洗う(あるいは洗う予定)ということが分かりました。特に、敏感な赤ちゃんの肌への刺激を気にする傾向が強く出ており、洗濯洗剤も「無添加」や「肌への刺激の少なさ」を基準に選んでいる人が多くいました。ただ、一方で避けたい成分としてあげられていた「合成界面活性剤」や、使用を控えている「柔軟剤」については正しい知識がない人が多いことも伺われました。
トピックス
- 大人用と赤ちゃん用を分けて洗う人は56%
- 洗濯用洗剤で一番気になる成分は「合成界面活性剤」
- 赤ちゃん用のお洗濯で悩むのは「柔軟剤」の使用
- 赤ちゃん用の製品選びでは「品質」を重視する傾向に
調査概要
- 調査期間:2018年1月22日~1月28日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:妊娠中(242名)および出産後の女性(599名)計841名、うち第1子の割合は69%
- 年齢状況:20代以下26%、30代64%、40代以上9%
大人用と赤ちゃん用を分けて洗う人は56%

赤ちゃんの衣類は大人用と赤ちゃん用を別に洗う、あるいは洗う予定と答えた人は56%。妊婦さんでは分けて洗うことは決めているものの、どのような洗剤を使っていいのか、いつまで分けて洗えばいいのか迷っている人も多く見られました。
「どのくらい気を使えばいいのかわからない」
「赤ちゃんがどの程度敏感なのかがよくわかていない」
「何歳まで、別々に洗えばいいか迷っています」
赤ちゃん用の洗剤を選ぶときに重視することは?
赤ちゃん用の洗剤を選ぶときに重視するするものとして、無添加であることや、刺激にならないことが重視されるようです。赤ちゃん用の洗剤を選ぶときに重視することは、このような結果になりました。
- 無添加であること、お肌の刺激になる成分が入っていないこと
- 成分が安心であること
- 肌への刺激が少ないこと
- 赤ちゃん用であること
- 価格
- やさしい香り
- 汚れ落ち
「赤ちゃんの肌に直接当たるものなので、肌着はもちろんバスタオルなども無添加の洗剤で洗ってあげたい」
ただし、無添加の洗剤を選ぶと答えたもの、「無添加」に意味について迷う人も多く見受けられました。
洗濯用洗剤で一番気になる成分は「合成界面活性剤」

全体の4割近い38%の人が「合成界面活性剤」を避けたい成分としてあげています。これは、2番目に多かった「蛍光増白剤」の倍以上で、「合成界面活性剤」は多くの人が気にしている成分ということがわかります。
しかし、合成界面活性剤の種類として、「アルキルエーテル硫酸エステル塩」、「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩」、「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」を認識していた人は6%未満という結果から「合成界面活性剤」という総称は知っているが、正しい理解がされていないことが伺われます。
また、「合成界面活性剤」は「無添加」と表示されている洗濯洗剤や赤ちゃん用の洗濯洗剤にも使われていることもありますが、そのことについては4人に1人しか知らないという結果になっています。
「洗剤の成分などが素人には難しいので分かりにくい」
「知識がないために「無添加」などの表示があるものを信用してしまいがちですが、実際にどんな商品が信頼できるのかが分からず、洗濯に迷います」
「どこまで気をつければいいのか、どの成分がどう悪影響なのか」
赤ちゃん用のお洗濯の悩みは、柔軟剤の使用
今回の調査のフリー回答で最も多かった悩みは、柔軟剤の使用についてです。

柔軟剤は衣類の繊維を化学成分でコーティングしていることを知っている人は6パーセント未満でほとんど知られていないという結果でしたが、柔軟剤を使ってよいものなのか分からない、などの理由から赤ちゃん用には使用を控える傾向にありました。
ただ、柔軟剤を使わないと仕上がりがやわらかくないという声があがっており、中でもタオルがごわつくことを気にしている人が多く見受けられました。
「柔軟剤などは使いたくないけれど、赤ちゃんの肌に触れるものだから柔らかい仕上がりにしたい」
「柔軟剤を使わないとふわふわにならない」
「ミルク汚れ」や「ウンチ汚れ」についての悩みも多数
また、日々のお洗濯では、吐き戻しなどの「ミルク汚れ」がシミになる、「ウンチ汚れ」が頑固でなかなか落ちないなどの声も多く寄せられていました。また、洗浄力と赤ちゃんへの刺激について悩む人も多くいることがフリー回答からも分かりました。
「母乳やミルクのシミや匂いがついてしまい、洗っても落ちていなかったり、保管している間に浮き出てきてしまうので対処法が知りたいです」
「黄ばみがどうしても落ちにくいけれど強い洗剤は使いたくない」
特に気にするのは、赤ちゃんの口に入ってしまうもの
フリー回答からは、直接赤ちゃんの肌に触れるものや、赤ちゃんが口に入れてしまうこともあるため、特に安全性や刺激が少ないことが重視されていることが分かりました。
「口でしゃぶってしまう時期は赤ちゃん専用洗剤をつかっていたのですが、肌に触れるだけで合成洗剤は人体に悪影響が出ますか?」
「口を拭くガーゼなどを洗う洗剤は無添加のいいものを選びたい」
赤ちゃん用の製品選びでは「品質」を重視する傾向に
赤ちゃん用の製品では洗剤に限らずどちらかというと「品質」のほうが「価格」よりも重視されていました。

特にはじめての子供のときは、なにもかもが手探り状態です。毎日のお洗濯も赤ちゃんのことを考えてベストな選択をしたいもの。パッケージの売り文句にまどわされるのではなく、正しい知識を元に選んでいきたいですね。
妊娠・出産・マタニティ情報サイト 「ニンプス」では、妊娠・出産に関する知りたいこと、マタニティライフを楽しむコツをお届けしています。赤ちゃんとのお洗濯についてはこちらもチェックしてみてください。