【#PR特別レポート】カフェインレス飲料の嗜好調査 妊婦さん、授乳中ママが求める味やポイントは?

カフェインの摂取が気になる妊娠中や授乳中に飲む人が多いカフェインレスやノンカフェイン飲料。しかし、実際にそれらを口にした人からは「あまりおいしくない…」という声も聞かれます。そこでニンプスラボでは、さまざまなメーカーから発売されているカフェインレス/デカフェ/ノンカフェイン飲料の飲み比べを行い、妊娠中・授乳中の女性たちが好む味や、商品を選ぶ際のポイントなどをリサーチしました。(協力:サラヤ株式会社)

2020年01月08日公開

調査概要

今回調査にご協力くださったのは妊婦さんと授乳中の方、それぞれ10名。午前中は妊婦さん、午後は授乳中の方、というかたちで時間を変えて集まっていただき、メーカーの異なるカフェインレス/ノンカフェイン飲料を飲み比べていただきました。

調査方法

飲み比べ~アンケート回答までは以下の手順で進めました。

1.アルファベットが書かれた紙コップに、それぞれ違う種類のカフェインレス飲料を入れ、各参加者の前に並べます

2.紙コップに書かれたアルファベットの「A」から順に飲み始めます。1種類飲んだらアンケート(お手持ちのスマホでアンケートのサイトにアクセスし、入力していただく方式)に回答していただきます

3.水でお口直しをしたら、次の種類を飲み、アンケートに回答。その後、同様の手順で試飲→回答→水でお口直し…を繰り返します

 

アンケートの設問は以下の通りです。

◆美味しさ/飲みやすさ/濃さ/香り高さの4項目を5段階評価で

◆甘さについて「甘さが足りない」「ちょうどいい」「甘すぎる」の3つから選ぶ

◆その他、自由回答

これらを、それぞれの飲料について答えていただきました

全種類の飲み比べとアンケートへの回答が終わった時点でいったん休憩に。休憩の間にアンケートの集計と、会場のレイアウトチェンジを行いました。そして集計結果を発表しながら、集まってくださった皆さんでカフェインレス/ノンカフェイン飲料についてのフリートークをしていただくまでが、今回の一連の調査となります。

妊娠中・授乳中のカフェインレス飲料の利用頻度

まずはご参加いただいた方々に、コーヒーや紅茶といった嗜好性カフェインレス飲料の利用頻度を伺いました。皆さん、妊娠中や授乳中ということで、やはりカフェインの摂取には気を遣っているそう。「ほとんど飲まない」という方や「月に1~3杯」という方はわずかで、ほとんどの方が日常的にカフェインレス飲料を利用していることが、あらためてわかりました。

カフェインレスの嗜好(しこう)性飲料(コーヒー・紅茶など)をどれくらいの頻度で飲みますか?

なお「一日のうちでカフェインレス飲料を飲むタイミング」についても口頭で質問したところ、妊娠中、授乳中ともにもっとも多かったのが「リラックスタイム」という意見。時間帯はまちまちですが、仕事や家事、育児が一段落した時に口にしているそうです。

「カフェインレス」「デカフェ」「ノンカフェイン」の違い

ところで、今回調査したカフェインを含まない、またはカフェインの含有用が少ない飲料には、そのことを表す文言として「カフェインレス」「デカフェ」「ノンカフェイン」のいずれかがパッケージに記載されています。一見すると同じ意味を示していると思われるこれらの文言ですが、それぞれ意味が違うことをご存じでしょうか。じつは下記のような違いがあるのです。

◆カフェインレス
カフェインを含むお茶やコーヒーからカフェインを取り除いたもの。コーヒーであればカフェインを90%以上除去した場合のみ「カフェインレスコーヒー」と表示できる

◆デカフェ
フランス語で「カフェインレス」を表す言葉。使われ方も意味もカフェインレスとほぼ同じ

◆ノンカフェイン
カフェインを含まない原材料だけを使って作られたもの

つまり同じように使われていても、カフェインをまったく含まないのは「ノンカフェイン」のみ。「カフェインレス」や「デカフェ」については少なからずカフェインが含まれており、多ければ10%程度含むこともあるということ。妊婦さんはぜひ覚えておきたいですね。

続いて、今回調査にご協力いただいたサラヤ株式会社の松谷さんから、カフェインレス飲料の開発に関するお話を伺いました。じつは今回の調査にはサラヤ株式会社から新しく発売された、「ロカボスタイル」低糖質カフェインレス飲料へのリアクションを調べるという目的がありました。サラヤはパパママの気持ちになって素材からこだわった、無添加せっけん+天然ハーブの「アラウ.ベビー」シリーズを展開している企業で、松谷さんは低糖質カフェインレス飲料の開発担当者。このたび低糖質カフェインレス飲料を開発したのは、糖分やカフェインが気になる妊娠中や産後のママにも、安心してリラックスタイムを楽しんでいただくためだそう。

「ロカボスタイル」低糖質カフェインレス飲料は、低糖質・カフェインレスである以外に葉酸や鉄分といった、妊婦さんやママに必要でありながら、通常の食生活ではなかなか取り切れない栄養素も付加されています。今回参加してくださった方々も「妊娠中、貧血に悩まされていた」という人が多く、鉄分が含まれていることに好意的なコメントがありました。

しかし松谷さんいわく、それら栄養素は「加えることで味を大きく変えてしまう性質がある」とのこと。とくに今回付加している葉酸や鉄は栄養素の中でも味への影響が大きく、おいしさを阻害するような存在なのだとか。そのため、クオリティ(おいしさ)を保つのが大変だったそうです。

妊婦さん&授乳中ママが好きな味は? 調査結果発表

さて、以上を踏まえ、いよいよ調査結果を発表します。妊婦さん、授乳中のママによるカフェインレス/ノンカフェインコーヒー飲料のおいしさランキングはこのようになりました。

〈栄養素付加あり〉カフェインレス/ノンカフェインコーヒー飲料の味に関する項目に点数をつけてください

〈栄養素付加なし〉カフェインレス/ノンカフェインコーヒー飲料の味に関する項目に点数をつけてください

先ほどお伝えしたように栄養素の有無で味が変化するため、栄養素付加「あり」と「なし」とで分けて順位付けをしました。その結果、トータルではC社の製品に高評価が集まりましたが、栄養素入り部門ではサラヤ株式会社の「ロカボスタイル 低糖質カフェインレス カフェオレ」が1位となりました。栄養素入りカフェインレスコーヒーの中でも「おいしさ」「飲みやすさ」「濃さ(味のバランス)」という味の決め手にかかわる項目で、妊婦中および授乳中の両方から1位の評価を受けていることから、当該商品への支持の高さが伺えます。参加者からも「コーヒーらしさが感じられてよかった」「コクがあり、おいしくて買いたくなった」という声がありました。

またよく見ると、妊娠中と授乳中の方とで、ところどころ評価が異なることにも気がつきます。例えば「ロカボスタイル 低糖質カフェインレス カフェオレ」については授乳中の人のほうがより「濃い」と感じている、A社のカフェインレス カフェオレは妊娠中と授乳中で香りの感じ方に大きな差がある、D社のナチュラルコーヒーについては授乳中の人のほうが圧倒的に「飲みやすい」と感じているなどです。「妊娠中は味覚が変化する」といわれることもありますが、こうして比較してみると、たしかにその傾向はあるようです。

ちなみに飲料に栄養素を加えることに対しては、妊娠中・授乳中どちらの方も肯定的な印象でしたが、「サプリメントを摂取しているので、栄養素の種類がかぶってしまうと過剰摂取が気になる」という意見もありました。

そのほか座談会の中で出た、妊婦さん、授乳中のママがカフェインレス/ノンカフェイン飲料に求めることを以下にまとめています。

〈カフェインレス飲料に求めること:妊娠中の方の意見〉

コーヒーの香りでホッとするため、香り高さを感じられるものがいい

コーヒーは糖分を加えずに飲むことが多いので、甘くない飲料を作ってほしい

栄養素入りの飲料はありがたいけれど、栄養素を入れたことによる味の変化を甘みで隠そうとしているように感じることもある

「カフェインレス」といっても含まれる量に差があるので、カフェインをどれくらい含んでいるのか明示してほしい

妊娠すると妊娠前より甘いものがほしくなったけれど妊娠糖尿病の検査に引っかかってしまったので、糖質はオフしてほしい

カフェインレス飲料は味の当たり外れがあり、せっかく買ったのに好みに合わないことが多いので、できれば試飲をしてから買いたい

 

〈カフェインレス飲料に求めること:授乳中の方の意見〉

栄養素入りは後味が気になることがあるので、それがうまく隠れるとうれしい

パウダー状の製品が多く、気軽に持ち運びができないため、ペットボトルや缶入りのカフェインレス飲料がもっと増えてほしい

まとめ

今回の調査では、妊婦さんや授乳中のママたちがカフェインレス/ノンカフェイン飲料をどのように利用し、どのようなことを求めているのかについて伺うことができました。カフェインレス/ノンカフェイン飲料の需要は高まっているものの、圧倒的な支持を集める商品はまだ現われていないため、今後も参入の余地はありそうです。

また今回はそのほかに、妊婦さんと授乳中のママとで味の感じ方に違いがあったことも、非常に興味深かったといえます。妊婦さんの味覚の変化については、ニンプスにこんな記事があります。

妊娠中の味覚は、どう変わる?|妊娠・出産・マタニティ情報サイト - ニンプス

妊娠中の嗜好(しこう)の変化の調査報告を紹介した記事ですが、これによると92.8%の方が妊娠中に「何らかの嗜好の変化があった」と答えています。今回の座談会の中でも「妊娠中は口の中がすっぱくなった感じがした」という意見がありました。

そのように味覚が変わる妊娠中の方も、そして授乳中の方も、多くの方が好みに合うカフェインレス/ノンカフェイン飲料を見つけて、リラックスタイムを楽しめるとよいですね。

 

■関連記事

医師が教える、妊娠中のカフェイン講座|妊娠・出産・マタニティ情報サイト - ニンプス

 


「ロカボスタイル」はサラヤ株式会社が手がけるカンタン、おいしい、低糖質な食品シリーズ。手軽に糖質コントロールができるように開発されています。毎日の食卓で無理なく低糖質な食事を提供することで、健康な生活の実現をお手伝いします。

ロカボスタイルブランドサイト


 

SARAYAは手肌と環境にやさしい、エコロジー洗剤の代名詞ともいわれる「ヤシノミ洗剤」シリーズ、先輩ママの間で人気のブランド「アラウ.」シリーズなどのほか、食品製造の現場から公共施設、病院など医療機関のプロの現場で、商品を通して【衛生・環境・健康】に関わるサービスを提供しています。

また、「命を守る手洗い」を広めるため世界各地の途上国で手洗い事業を展開するほか、熱帯雨林と多くの動植物を絶滅の危機から守るため、ボルネオの環境保全などに関わり、すべての商品の売り上げの一部を社会貢献活動にあてています。

妊娠・出産・マタニティ情報サイト 「ニンプス」では、妊娠・出産に関する知りたいこと、マタニティライフを楽しむコツをお届けしています。赤ちゃんとのお洗濯についてはこちらもチェックしてみてください。