妊婦さん&授乳中のママに聞いた「新型コロナワクチン接種」に関する調査

ニンプスラボが全国の妊婦さんと授乳中のママ555名に、妊娠中または授乳中の新型コロナウイルスのワクチン(mRNA)接種についての意識調査を行いました。

新型コロナワクチンは、発症を予防したり重症化を防ぐ手段のひとつとして接種が進められていますが、その一方で倦怠感や接種部分の痛みなどの副反応症状が報告されていることから、不安を抱えている方も多くいます。とくに、妊娠中や授乳中の方は赤ちゃんへの影響が心配という声も。

調査でも、胎児や母乳への影響が未知という点にもっとも不安を覚えていることが明らかになりました。また一方で公的機関からきちんと情報を得て判断しようとする様子も伺えました。

2021年12月16日公開

調査概要

*回答比率(%)は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります。


*複数回答の質問については、回答比率の合計が100%を超える場合があります。

約6割が妊娠・授乳中の新型コロナワクチン接種に「不安あり」

妊娠中もしくは授乳中にワクチン接種(mRNA)をすることについて、不安や迷いはありますか?(%)

「不安や迷いがある」と回答された方にお聞きします。その理由についてお気持ちに近いものを教えてください。(%)

妊婦さんと産後ママに妊娠中もしくは授乳中に新型コロナワクチン(mRNA)を接種することへの心境を伺ったところ、62.5%の方が「不安や迷いがある」と回答しました。

その理由については、「胎児や母乳への影響が未知だから」がトップで91.6%、次いで「ワクチンの副反応が怖かったから」が55.3%という結果に。我が子のことを第一に考えている様子が伺えます。

「不安や迷いがない」と回答された方にお聞きします。その理由についてお気持ちに近いものを教えてください。(%)

一方で、28.1%の方が「不安や迷いはない」と回答。その理由をお聞きしたところ、「新型コロナに罹患するリスクの方が怖かったから(80.1%)」「厚労省や日本産婦人科学会が接種を進めていたから(62.2%)」と、いまのご自身の状況を理解し、公的機関のデータを判断材料にすることで不安を払拭している様子が伺えました。

妊娠・授乳中ママの6〜7割が2回の接種を完了

新型コロナワクチン(mRNA)を接種しましたか?

「接種した」と回答された方にお聞きします。接種を決めた理由について教えてください。

続いて、新型コロナワクチンの接種状況を伺ったところ、2回目の接種が終わっている方が、妊娠中で72.2%、授乳中で64.6%と、高い確率で接種が進んでいることがわかりました。

さらに、接種を決めた理由について伺ったところ、妊娠中の方では「妊娠中に新型コロナに罹患すると重篤化しやすいから(72.8%)」がもっとも多く、次いで「新型コロナに罹患するリスクの方が怖かったから(68.1%%)」と、妊娠中のリスクについてきちんと理解した上で判断していることがわかりました。

また、授乳中の方のその他の理由として、「母乳を通じて赤ちゃんに抗体をあげられるというデータがあったから」という声もあがっていました。

接種していない理由は、赤ちゃんへの影響や未知のものに対する不安

「接種していない」と回答された方へお聞きします。今後、接種についてどうする予定か教えてください。

「新型コロナワクチンの接種をしていない」と回答した方に理由をお聞きしたところ、妊娠中の方は「出産が終わったら接種する予定(38.0%)」、授乳中の方は「まだ接種については決められない(28.0%)」がそれぞれトップとなりました。

「出産・授乳が終わったら接種する予定」とした方の理由として、「胎児や母乳への影響が未知だから(97.2%)」が次点の「ワクチンの副反応によって妊娠中や授乳中の生活に影響が出るから(50.0%)」を引き離して圧倒的に多かったことから、ここでも我が子のことを最優先に考え、その影響について慎重に伺っている様子が明らかになりました。

「今後も接種する予定はない」と回答された方にお聞きします。その理由について近いものを教えてください。

また、「今後も接種する予定はない」と回答した方に理由をお聞きしたところ、「今回のワクチン(mRNA)の長期的な副作用が未知だから(74.1%)」がトップとなり、新しいワクチンに対する不安感が浮きぼりになりました。

7〜8割の方に「接種部分の腫れや痛み」の副反応があり

「接種した」と回答された方へお聞きします。接種後に副反応はありましたか?

続いて、接種した方へ接種後の副反応についてお聞きしたところ、1回目・2回目ともに「接種部分の腫れや痛み」は7〜8割の方に起きていることがわかりました。また、1回目には29.5%だった「倦怠感」が2回目には54.7%の方にあわられており、さらに約半数の方が2回目には発熱していることもわかりました。

さらに、接種後、妊娠や授乳に関わる症状があったかどうかを伺ったところ、1回目・2回目ともに「あった」と回答した方は4%台に留まりました。

情報源はテレビが依然として高く、約半数は医療機関からも

妊娠中や授乳中の新型コロナの影響やワクチン接種についての情報はどこから得ていますか?

妊婦さんや授乳中のママがどんな手段で新型コロナやワクチンに関する情報を入手しているかをお聞きしたところ、「テレビ(69.5%)」がもっとも多く、僅差で「インターネットのサイト(66.5%)」が続きました。依然としてテレビの影響が強いことや、求めている回答にたどり着きやすいインターネットの情報も求められていることがわかりました。

また、いま情報ツールとして利用している人が多い「SNS(インスタグラム、ツイッター、フェイスブックなど)」が4割程度に留まった一方で、約半数の方が「病院などの医療機関(49.7%)」と回答していることから、専門家による正確性の高い情報を得ようとしている様子も伺えました。

妊婦さん・授乳中ママの新型コロナワクチン接種への不安や意見

最後に、妊娠中もしくは授乳中の新型コロナワクチン接種について、知りたいことや不安について自由回答でお聞きしたところ多くの意見が寄せられたので、以下でその一部をご紹介します。

一般的に妊婦中や母乳への影響は確認されていないとしていますが、長期的にみた影響は未だ分からないため、自分がワクチン接種を決めたことが、本当に正しかったのか毎日悩んでいます。

厚生労働省のホームページで、ワクチンを接種した母親の母乳を飲むと赤ちゃんも抗体がつくと書いてありましたが、その抗体はどの程度のものなのかとても気になります。赤ちゃんも外出しても不安でないほどの抗体がつくのでしょうか?

すでに接種済みですが、新しいタイプのワクチンなので「接種しても問題はありません」という説明だけでは信じ切ることが難しいと感じました。打ちっぱなしでおしまいにするのではなく、問題が起こってもきちんとフォローしてくれる環境も必要だと感じました。

上の子も居て、副反応でツライ中での赤ちゃんの世話が大変! ワクチン接種のためにパートナーが休みを取りやすくなったり、一時保育などが使えるように出来ればうれしいです。

コロナワクチン接種の仕事に従事しています。私は仕事が助産師ということもあり、正しい情報を得られることができました。ただ、接種にみえる妊婦さんや授乳中の方々は、情報もいまいちで病院でもあまり詳しいことは分からなかったという人が多いです。とくに副反応がおきた場合はどうしたら良いのか、飲める薬や飲めない薬など、信頼できるところからの情報が必要だと思いました。

今後もニンプスではコロナ禍の妊婦さんや産後ママの心境や状況について調査をしていく予定です。

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